Q.環境問題が騒がれている中、化学に将来性はあるの?

A.古くは水俣病をはじめとする公害問題、30年以上の年月を経てようやく解決に向けた取り組みが始まっているPCBやフロン、最近ではマイクロプラスチック問題など化学物質が関わる問題が多いため、化学にネガティブなイメージを持っているかもしれませんが、化学はそれだけ身近な学問です。今でも冷蔵庫やエアコンが使えるのは、昔使われていたフロンの代わりとなる物質を使っているからです。このようにして、昔からあるものでも形を変えながら発展、或いは、機能性衣類といった付加価値を高めた素材を開発するなど、化学はまだまだ発展途上にあると言えます。

2020年03月26日